このページは、公認心理師・ヒプノセラピストの紫紋かつ恵が回答しています。
結論:映像がはっきり見えなくても、セラピーは問題なく進みます。受け取り方には人それぞれの型があり、映像で見える方、音や言葉で分かる方、体の感覚でつかむ方がいらっしゃいます。どの型でも同じように進められます。
「見える」とは限りません
ヒプノセラピーというと、目の前にありありと映像が浮かぶものだと思われている方が多くいらっしゃいます。実際には、映画のように鮮明な映像を見る方は、決して多数派ではありません。
受け取り方には、大きく3つの型があります。
- 視覚型 情景や人の姿が、映像として浮かびます
- 聴覚型 言葉や声として届きます。「そういう感じがする」という理解が先に来ます
- 体感覚型 胸が締めつけられる、体が重くなるといった感覚で分かります
どれが優れているということはありません。どの型でも、必要な気づきは同じように訪れます。
「何も浮かばない」と感じるとき
実際には、何かは浮かんでいることがほとんどです。ただ、それがあまりにも当たり前で、あるいはあまりにも断片的なので、「これは違う」と自分で打ち消してしまっているのです。
ぼんやりした色。ただの空間。なんとなく思い浮かんだ言葉。関係のなさそうな昔の記憶。
それで結構です。むしろ、そうした頼りないものにこそ意味があることが多くあります。「こんなことを言ってもいいのだろうか」と思われたものを、そのままお話しください。判断はこちらでいたします。
「作り話ではないか」と思ってしまいます
これも、とてもよくいただくご質問です。「自分で考えて作っているだけではないか」と。
セッション中は意識がはっきりしていますから、そう感じられるのは自然なことです。ただ、考えてお答えください、と申し上げているのではありません。とっさに浮かんだものをお聞きしています。
意識して作ろうとすると、必ず時間がかかります。一方、潜在意識から来るものは、問いかけた瞬間に返ってきます。この差は、進めていくうちにご自身でも分かるようになります。
また、仮に作ったものだとしても、それはご自身のなかから出てきたものです。無関係なものが出てくることはありません。何を作るかにこそ、その方の内側が表れています。
シモンヒプノセラピーでの進め方
事前のカウンセリングで、その方がどの型に近いかを見ています。日常の話し方のなかに、手がかりがあります。
視覚型の方には情景を尋ね、体感覚型の方には体の様子を尋ねる。同じ場面に向かうにも、入り口を変えていきます。
16年以上、5000人以上の方とセッションを重ねてまいりました。「見えない」とおっしゃった方が、実は誰よりも深く受け取っていらっしゃった、ということは何度もあります。
それでも不安が残る方へ
ご自身がどの型に近いかは、30分の無料相談でもある程度お話しできます。お電話でもZoomでも構いません。
催眠状態そのものへのご不安については、催眠に入れなかったらどうしようと不安ですもあわせてご覧ください。
※ヒプノセラピーは医療行為ではなく、医療の代替となるものではありません。治療を目的とされる場合は、医療機関にご相談ください。
