セッション体験談 その2 「人が信じられない理由」

名古屋のヒプノセラピスト、紫紋です。
ヒプノセラピー体験談をお届けします。
人間関係に不安を抱えるAさんの来訪
今回のクライアントは、Aさん(30代男性)。
はじめはとても緊張した様子でサロンに来られました。
「人間関係で、親しくなっても相手をどうしても信じられない」
そんな悩みを抱え、孤独感を感じているとのこと。
勇気を出してセッションを受けに来てくださいました。
砂漠の中に立つ、若い男性のイメージ
催眠誘導で深い意識の層に入っていくと、
Aさんの口からゆっくりと語られる前世の情景が現れました。
それは、砂漠の中の荒らされた集落。
20代の男性が、その前に立ち尽くしているイメージです。
燃え尽きた家、殺された人々、
目の前には悲しみと恐怖が広がっていました。
彼は家族を失い、心の奥に怒りと絶望を抱えていました。
仲間を信じられず、裏切られた過去
場面が変わると、
彼は砂漠の中を歩き続けていました。
敵を全滅させるため、高い丘の上へ登っていく。
その胸の中は復讐の炎に包まれていました。
しかし、仲間は次々に倒れ、
強すぎる敵に恐れた一部の仲間が寝返っていきました。
かつて共に戦った者たちが、今度は敵となって襲ってくる。
「裏切られた」
その痛みと混乱の中で、彼は戦うこともできず、
深い孤独と怒りに苦しんでいました。
降伏と悲劇の結末
やがて彼は、仲間と故郷を守るため、
自らが降伏することを選びました。
自分には人を導く力があり、
降伏すれば誰かを救えると思ったのです。
しかし、敵は無慈悲でした。
降伏の言葉を口にした瞬間、捕らえられ、
仲間たちは次々と目の前で殺されていきました。
かつて暮らした故郷は焼かれ、
思い出の場所もすべて奪われていく。
そして、彼自身もひっそりとした場所で銃剣により命を落としました。
魂の世界で受け取ったメッセージ
死後、魂が光の世界へと還ると、
そこでは仲間も敵も関係なく、
すべての魂が彼を囲み、涙を流していました。
裏切った仲間たちは、そうするしかなかった。
本当は、みんなで平和に生きたかった。
彼は多くの人に愛され、慕われたリーダーだったのです。
そして、そこから受け取ったメッセージはとても深いものでした。
「時代が悪かっただけ。
人を許し、共に生きる道もあった。
今世では“敵との共存”を学びなさい。」
裏切りや戦いではなく、
“許す”ことこそが魂のテーマだと教えられました。
今世に繋がる気づきと癒し
Aさんは元自衛官という経歴をお持ちでした。
「武器の扱いや戦いの感覚が自然に身についたのは、
前世の経験からかもしれませんね」と笑顔を見せてくださいました。
人を信じられないという今の悩みは、
かつての裏切りの記憶から来ていたのかもしれません。
けれど、今回のセッションで受け取ったメッセージを胸に、
Aさんの表情はどこか穏やかで、柔らかく変化していました。
許すことで、人は変わる。
そして魂は、さらに成長していく。
そんな大切なことを私自身も教えられた、
とても印象深いセッションでした。
あなたの心にどう響きましたか?
どうかお役に立てば幸いです。
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