2024.10.26 2024.10.28

時空を超えた旅：ローマアッピア街道（イタリア2日目）

紫紋かつ恵

名古屋の催眠療法士　公認心理士紫紋です

しばらくイタリアの投稿が続きます。

宿泊先は、ローマの郊外のお庭が広い民泊。
ホテルとは勝手は違うのだけど
この旅は、冒険だからと、あえて
面倒臭いことにチャレンジ。

不便な場所の、しかもイタリア人ご家族との対話が必要な
アッピア街道にある、2000年前の遺跡に泊まれるという
面白いAirbnbに決めました。

ここは選んだというか、
選ばされたというか・・・

実は、当初からホテル選びの時に、サイトで見て
一番最初にピンと来ていたのだけど・・

「民泊よくわからんし、初めてにしてはハードルが高いからやめとこ」

と、イタリア語の先生が教えてくれた
トレビの泉の目の前のおしゃれなホテルを予約していたのだけど

まさかの航空会社都合で、その日のフライトのキャンセル・・・
全ての日程変更を余儀なくされ・・・

こういう予定変更の時って
なんかあるよな〜と思って・・・

一番直感でいいと思ったものに、
変えたのでした。

でね・・結果、現在トレビの泉は、
工事に入ったらしくて
当分バリケードが張られて見えなくなったから
泊まらなくて本当によかった。

そしてこの地は
キリスト教にとって意味がある場所でもあり

さらには、奴隷戦争（紀元前71〜6000年ごろ）の
剣闘士スパルタカスとその反乱軍が敗北して、
その見せしめとして6000人程度アッピア街道で十字架にかけられ、
その墓の跡が残っている場所。

建物の裏に壁一面の墓穴。

ホストのPioが、Google翻訳を使って
一生懸命話す内容を聞いていると、
この地に住んでいることを
とても誇りに思っているようでした。

奴隷から剣闘士として群衆を熱狂させるためだけに
戦わされ、殺される人生を選ぶのではなく
命にかけてでも自分達の尊厳を守ろうと奮起した人達のお墓跡。

家主さんは、悲しい側面ではなく、
生き抜いた強さを伝えてくれました。

その素晴らしい場所に
泊まることができていることに感謝。

またよく眠れるのは、
私に古代ローマ時代の前世があるのかしら？

部屋の前にはいつも猫ちゃんがいるの〜。
決して触らせてもくれないし
パンも食べてくれないけど
じっとしてくれていて可愛い。

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