セッション体験談 その3 「音楽家の過去世」

名古屋のヒプノセラピスト、紫紋です。
ヒプノセラピー体験談をお届けします。
学生のBさんが抱えていた悩み
今回のクライアントは学生のBさん。
「女友達とどうしたらうまく仲良くいられるか」
というご相談でお越しくださいました。
人間関係の悩みのように見えましたが、
セッションでたどり着いたのは――
意外にも“音楽家としての過去世”でした。
才能がありながらも満たされなかった青年
催眠誘導の中で、Bさんはこう語りました。
「自分は男です。音楽学校でピアノを弾いています。」
その姿はヨーロッパの音楽学校で、
グランドピアノを自在に奏でる才能ある青年。
難しい曲を弾きこなし、先生からも高く評価されていました。
けれど、本人はまったく納得していません。
隣にはライバルがいて、
その青年は笑顔が美しく、いつも楽しそうにピアノを弾いています。
「どうして自分はあんなふうに弾けないんだろう。」
嫉妬と焦り、もどかしさが胸に渦巻き、
Bさんの表情は催眠の中でも苦しげでした。
プレッシャーの中で失われた喜び
場面を切り替えて家へ向かうと、
そこは高価な家具が並び、整然とした部屋。
コンクールのトロフィーが飾られています。
彼は奨学金で都会の音楽学校に通う、
期待された才能ある青年でした。
けれど、家族と離れ一人暮らしをしながら、
その重圧に押しつぶされそうになっていました。
「本当の自分は、こんなんじゃない。」
喘息のような息苦しさに襲われながら、
彼は心の中で本当の願いを見つけます。
「自分の家で、家族や友人が集まる中で、
みんなを笑顔にする音楽を奏でたかった。」
成功よりも、人の心を温かくする音楽がしたかった。
それが彼の“本当の夢”だったのです。
夢のかたちを変えて叶えた人生
次の場面では、彼は40代になっていました。
以前と同じ家にいますが、
部屋はオレンジ色の暖かい光に包まれていました。
隣には笑顔の美しい妻。
腕には赤ちゃんを抱いています。
彼の左手の指は一本失われていました。
ピアニストとしての夢は断たれましたが、
今は子どもたちに音楽を教える仕事をしています。
妻に支えられ、心から幸せを感じていました。
そして寿命を迎えるとき、
妻が涙を流しながら「お疲れさま」と声をかけます。
穏やかな気持ちのまま、彼は静かに息を引き取りました。
魂からのメッセージ
中間世と呼ばれる魂の世界に入ると、
彼は静かにメッセージを伝えました。
「天才と呼ばれていたけれど、
自分はただの不器用な人間だった。
あなたにはこの苦しみを味わってほしくない。
音楽は素晴らしい。今世では“楽しんで”ほしい。」
それはBさん自身の魂への、優しい励ましの言葉でした。
本当の幸せとは何かを教えてくれた過去世
才能があり、成功を手にしていても、
それが必ずしも幸せではない。
彼が最後に見つけたのは、
家族とともに過ごす穏やかな日々の中にある“本当の幸せ”でした。
Bさんはセッション後、
その音楽家のエネルギーを受け取りながら、
「今、自分が楽しめる音楽や人とのつながりを大切にしたい」と話してくださいました。
若さという最も輝く時期を、
さまざまな経験とともにキラキラと生きていらっしゃいます。
あなたの心にどう響きましたか?
どうかお役に立てば幸いです。
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