ヒプノセラピー体験談

私のヒプノ体験 その12 「とらわれない」

紫紋かつ恵

最初、薄暗い洋館、板張りの部屋の中央でうずくまる、 薄汚いドレスを着た女の子が出てきました それは私というイメージではなく どちらかと言うと、少し恐い感じ 見放され、心を閉ざしたその少女 声をかけても、 背中をさすっても手を握っても無感情。 胸の中に抱きしめて 「ごめんね、ココから出よう」と伝えるけど その子はすがってくるけど 本当の寂しさや闇は理解できない気がしました ・・ そのこを抱きしめていると どこからか声がします 知らぬ間に誰かがいたのです 「全部自分でしなくてもいいんだよ 受け止めようとする気持ちが尊くて そこに清らかな愛が集まってくる そこに操作的なもの、妥協、利己的なものがあると 良くはならない。 ただ、手を差し伸べると言う気持ちがあれば良いんだ」 傍にいたのはフランチェスコかもしれない 「もっと愉快に もっと人生を委ねればいいんだよ」 そのまま フランチェスコと、私と、その子と3人は 草原に出ました 清らかな風に雲が流れて、草がそよいで ひんやりとしたその草原 穏やかで、キレイな所 そしてその奥に、 鉄の頑丈な扉のあるレンガ造りの建物がありました 過去のネガティブな「記憶」が閉じ込められている場所のようです。 しばらくするとその扉は自然に開かれ 過去の記憶がどんどん流れ出て、草原の空気に触れて キラキラと星に変わっていって 3人はただ見ていました。 私の記憶・・ 学生時代、いじめられて一人で泣いていた事 新生児室の窓からチューブにつながれている娘を見ていたときのこと 法廷に立って宣誓していたあの時 罪悪感や無力感、絶望で苦しんだあの日々 一つ一つ出て来ては 星に変わっていきました。 心がどんどん楽になって 星が増えるたび、呼吸するたびに、浄化されていくようでした いつのまにか夜になり その星は更に輝いて、空いっぱいに広がりゆっくりと流れていきました ここでは、まさに何もとらわれていない 愛を、感謝そのものを 深く感じる場所でした ふと、 たくさんのクライアントの過去世の魂やインナーチャイルドが そこにいるように感じました。 「あなたのことを感謝しています。 だから何も心配しなくてもいいのです 忘れてしまったら、またここにこればいい」 ------------ 私にはこの何もとらわれない場所が必要でした 見失っていたから すっきりと、気持ちの良い感覚でした あまりにもいいのでずっとセッションを味わっていたい程 いっぱい泣いて、 感動して、受け取ったセッション ヒプノは何度受けても いろいろな気づきがありますね ありがとうございます  

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紫紋 かつ恵
紫紋 かつ恵
代表 
ヒプノラーニングセンター/代表
シモンヒプノセラピー/代表
公認心理士(国家資格)
臨床数3500人以上
開業14年の催眠療法士
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