ヒプノセラピー体験談

セッション体験談 その4 「今世での役割」

紫紋かつ恵

名古屋のヒプノセラピスト、紫紋です。
ヒプノセラピー体験談をお届けします。

「なぜこの家族に生まれたのか」を知りたいという想い

今回のクライアントは、可愛らしい奥様のYさん。
まだ小さなお子さんたちと旦那様に囲まれ、
幸せな家庭を築いていらっしゃる方です。

セッションの目的は――
「なぜこの時代、この場所、この家族を選んで生まれてきたのか」
その理由を知りたい、というものでした。

けれど、たどり着いた前世は、
想像以上に重く、深いメッセージを秘めていました。

日本の貧しい時代に生きた少女「みつ」

催眠の中でYさんが感じたのは、
日本の昔の風景。

「私は14歳。みつと言います。」

お母さんは10歳の時にお産で亡くなり、
お父さん、おばあちゃん、そして小さな弟妹と暮らしています。
家の近くには蛍が飛んでいるけれど、
見ても少しも嬉しくない――そんな寂しさを感じていました。

子を失う悲しみと、生きる気力を失った人生

25歳になったみつは、赤ちゃんを抱いています。
可愛い男の子。けれど胸はとても悲しく、
食べ物が乏しくて母乳も出ません。

周りには誰もいない。
戦いで男たちは出払っているようです。

「この子を守らなきゃ。絶対に守る。」

けれど次の場面では、
赤ちゃんのお墓の前に立っていました。
貧しさゆえに、息子は命を落としたのです。

涙が止まらず、胸が張り裂けるような悲しみ。
何もかも失い、みつはその場で生きる力を失ってしまいました。

悲しみの後にたどり着いた光の記憶

あまりにもつらい記憶だったため、
Yさんはご自身で場面を切り替え、
今度はヨーロッパの幸せな前世に移りました。

美しい景色の中で、穏やかな喜びを感じながら、
魂が少しずつ癒されていくのがわかりました。

催眠状態では、

「胸が苦しくなるほど辛い」
「この上ないほどの喜び」
「涙が止まらないほど悲しい」
と、感情がとてもダイレクトに響きます。

このセッションでも、Yさんの感受性が深く開かれていました。

半年後に届いたYさんからのメール

半年ほど経ったある日、Yさんから届いたメールを、
ご本人の了承を得てそのまま掲載します。

あれからすごい変化がありました。
子どもを失った前世を再体験したせいか、
子ども関連のニュースを聞くたびに胸が痛くてたまりませんでした。
本当に胸が痛くて、この痛みをどうしたらいいのか考えていました。

もともと私は子どもに対して心配症なのですが、
「過去の体験が影響しているのかもしれない」と思えてきたんです。
もうあんな思いはしたくない。そりゃ心配にもなるよねって。

そしてある日、ふと閃いたんです。

過去は自分の悲しみばかりで、子どもの幸せを願っていなかった。
辛くて逃げたくて、心が壊れていた。
でも、あの子がいた時間は確かにあった。
今離れていても、愛して、幸せを願っていいんだって。

だから、みつちゃんと一緒に祈りました。
「あなたがいてくれた時間は本当に幸せだった。
ありがとう。今は離れているけど、どこかで幸せでありますように。」

そう祈ったら、無表情だったみつちゃんが泣き笑いしたんです。

それ以来、痛みは消えました。
しかも、ヒプノの最後のメッセージ
『生き抜くこと・子どもを愛して・愛を知ること』
まさにこのことだったんだと気づきました。

悲しみに埋もれて生きることを放棄していたみつちゃん。
でも、愛を知ることで変わったんです。
時間も空間もすべて愛であり、今ここにある。
人を想うことは、状況を180度変える力があるんですね。

今世で果たすべき役割と天命

このメールを読んだとき、胸が熱くなりました。

あのセッションで受け取ったメッセージ、
「生き抜くこと、子どもを愛して、愛を知ること」――
それはYさんの“使命”であり、“天命”そのものでした。

この日本において、
愛と命の尊さを伝えていくこと。
それこそが、今世のYさんの大切な役割なのでしょう。

あなたの心にどう響きましたか?
どうかお役に立てば幸いです。

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ABOUT ME
紫紋 かつ恵
紫紋 かつ恵
代表 
ヒプノラーニングセンター/代表
シモンヒプノセラピー/代表
公認心理士(国家資格)
臨床数3500人以上
開業14年の催眠療法士
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