ヒプノセラピー体験談351号ー光を取り戻した心 ― インナーチャイルドの癒し

紫紋かつ恵

名古屋の催眠療法士、公認心理士の紫紋かつ恵の体験談ブログです。
ヒプノセラピーの体験談をお届けします。

幼い自分との再会から始まった、心の解放の旅

今回ご紹介するのは、幼少期の家庭環境の中で
深い寂しさや疎外感を感じてこられた Aさん(仮名)のヒプノセラピー体験です。

「人とのつながりを感じにくい」
「自分を信じられない」

そんな長年のテーマに向き合いながら、
Aさんはヒプノセラピーを通して “内なる子ども(インナーチャイルド)” と出会い、
深い癒しと統合の時間を過ごされました。

セッション前のテーマ

カウンセリングでは、幼少期に感じた心の痛みや、
人から投げかけられた言葉の傷についてお話しくださいました。

心の奥には、寂しさや恐れを抱えた「小さな自分」が、
今も静かに存在しているようでした。

そこで今回は、
その子どもと再会し、

やさしく抱きしめ直すことをテーマにセッションを行いました。

小さなAくんとの出会い

深いリラックスの中で、Aさんの心に広がったのは
あたたかな緑の草原。

そこに現れたのは、小学校低学年くらいの、
少し恥ずかしがり屋なAくんでした。

Aくんは静かに言いました。

「怖かった。泣くことしかできなかった。」
「家にいても寂しかった。」

Aさんはその子をやさしく抱きしめ、
「もう大丈夫だよ」と声をかけました。

一緒に空を飛び、絵を描きながら、
Aくんの顔には徐々に笑顔が戻っていきました。

その瞬間、Aさんの胸の奥から
まるで光があふれ出すようなあたたかいエネルギーが広がりました。

それは、長い間封じていた “純粋な生命の輝き” が戻ってきたサインでした。

思春期のAくんとの再会

次に現れたのは、11〜12歳ごろの思春期のAくん。

少し反抗的な表情をしていましたが、
その瞳の奥には深い悲しみがありました。

「学校にも居場所がなかった。」
「先生に心ないことを言われて、すごく傷ついた。」

Aさんはただ静かに寄り添い、
その子の痛みに共鳴しながら、そっと手を握りました。

二人でスケートボードを楽しみながら、
Aくんは少しずつ心を開き、

「自分は間違っていなかった」

と感じることができました。

抱きしめられた瞬間、彼の中にあった “たくましさ” と

“夢を諦めない強さ” が光となって、
Aさんの胸の中へと還っていきました。

未来から届いた「可能性」というメッセージ

二人のAくんが統合された瞬間、
Aさんのまぶたの裏には、まぶしいほどの光が差し込みました。

その光が運んできたのは、ひとつの言葉。

「可能性」

どんな経験の中にも、Aさんは “信じる力” を失わずに生きてこられた。
そのことを、光が優しく教えてくれていました。

ハイヤーセルフ(魂の源)との対話

セッションの最後、Aさんはご自身の魂の根源、
ハイヤーセルフと対話されました。

「僕はこのままでいい?」
「間違ってない?」

その問いに、ハイヤーセルフは穏やかにこう答えました。

「そのままでいい。
何ひとつ間違っていない。
いつでも見ているから大丈夫。」

その言葉は、Aさんがずっと探していた
“絶対的な安心”そのものでした。

セッションを終えて

セッション後、Aさんは静かな笑顔でこう語られました。

「自分の中に、こんなにもあたたかい光があったことに気づけました。」

内側から発光するようなその表情は、
まさに “魂が輝きを取り戻した瞬間” のようでした。

セラピストより

ヒプノセラピーは、心の奥にいる「感じきれなかった自分」と再会し、
愛で包み直す時間です。

Aさんのように、インナーチャイルドを癒すことで、
人は再び自分の可能性とつながることができます。

「何ひとつ間違っていない」
この言葉は、Aさんだけでなく、すべての人への魂からのメッセージでもあります。

どうか、あなたらしい人生を歩まれることを心より願っています。

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紫紋 かつ恵
紫紋 かつ恵
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ヒプノラーニングセンター/代表
シモンヒプノセラピー/代表
公認心理士(国家資格)
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開業14年の催眠療法士
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