セッション体験談 その6 「生き抜く意味」

名古屋のヒプノセラピスト、紫紋です。
ヒプノセラピー体験談をお届けします
今回のクライアントは、闘病の経験をお持ちの女性。
若くして深い影を感じさせるその姿に、私は胸が締めつけられました。
友人の紹介で来てくださった彼女は、
「うまく感じられるか心配」と少し不安そう。
けれど、セッションが進むにつれて、
私の心にも強く残る印象的な旅が始まりました。
最初に出会ったのは、亡くなった愛犬
誘導が始まると、彼女はすぐに深い催眠状態へと入っていきました。
金色の野原にたどり着いた瞬間、そこに現れたのは――
亡くなったばかりの愛犬。
その犬は「ボールちょうだい」と言うようなしぐさをし、
ボールを投げると嬉しそうに走っていきます。
彼女は複雑な気持ちでした。
「お母さんと親密だった人からもらった犬で、
あまり可愛がれなかった。きっと私のことが嫌いだったと思う。」
でも、違っていたようです。
しばらく一緒に遊ぶうちに、
犬から「もういいよ」というメッセージが伝わりました。
「実は、あなたのことがとても好きだったよ。」
そう伝わった瞬間、彼女の頬には涙があふれました。
愛犬の魂が、彼女を優しく包み込んでいたのです。
自ら命を絶った女性の過去世
次に彼女が見たのは、断崖の上に立つ30歳前の女性の姿でした。
目の前には青空と紺碧の海。
「何も感じない。海に消えたい。」
彼女は今まさに飛び降りようとしていました。
その理由を探るため、さらに過去へ戻ります。
すると、古い部屋が現れました。
その女性は、男性相手の奉仕を仕事にしていました。
病を抱え、普通の仕事はできず、
お金を稼ぐために体を売るしかなかったのです。
「汚れている。早くやめたい。でもお金がない。」
行き場のない苦しみの中で、
彼女は自ら命を絶ち、短い人生を終えたのでした。
もう一つの過去世――「せんえつ」という名の僧侶
次に現れたのは、まったく異なる人生。
彼女は「せんえつ」と呼ばれる僧侶として、
江戸時代の福井県あたりに暮らしていました。
袈裟をまとい、足袋を履き、
村々を巡って供養を続けていました。
「生まれなかった子、戦死した人、
すべての魂に幸せになってほしい。」
そう願いながら、大仏の手のほこりを払い、
静かに手を合わせて祈る日々。
家には病弱な妻がいました。
粗末な一間の家で、白米と味噌汁を一緒に食べる穏やかな暮らし。
「汁があってちょうどいい、美味しい。」
と笑うと、妻も嬉しそうに微笑みました。
せんえつは、村人からも慕われていました。
彼の供養の旅は人々の心を癒し、
村を越えて続いていきました。
魂が伝えた「生き抜け」というメッセージ
やがて彼は40歳を迎える前に病で亡くなり、
中間世――魂の世界へとたどり着きました。
そこで受け取ったメッセージは、とても力強いものでした。
「長く生きて、人のために何かをしなさい。
私は早く死に、やりたいことができなかった。
あなたは生き抜け。
生きて、生き抜いて、前を向いて歩きなさい。
そのままでいい。あなたは間違っていない。
私がいつも後ろから支えている。」
そして、若き日の“せんえつ”が人を殺める映像が一瞬浮かびました。
それは過去の罪。
彼はその贖いとして、後の人生を人々の供養に捧げたのでした。
「罪」を超えて、人を照らす魂
女性だった前世では、病のために体を売り、
罪悪感の中で命を落とした。
僧侶の前世では、罪を償い続けながらも、
人を癒し、祈りの中に生きた。
2つの人生を通して、彼女は気づきました。
「“罪”と感じていたことは、本当の罪ではない。
その痛みを通して、人として成長し、
誰かのために祈り続けることを選んでいた。」
セッションを終えた彼女の瞳は輝き、
肌は明るく、髪もつややかに光っていました。
内面から放たれる美しさに、私は息をのむほどでした。
「生き抜くこと。それこそが、魂の使命。」
このセッションを通して、
私自身も“生きる意味”を改めて教えられました。
あなたの心にどう響きましたか?
どうかお役に立てば幸いです。
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