セッション体験談 その1 「過去世の救出~レトリーバル」

名古屋のヒプノセラピスト、紫紋です。
ヒプノセラピー体験談をお届けします。
前世を知りたいという想い
今回のクライアントは、Mさん。
とても若々しく、笑顔がかわいい、永遠の乙女のような女性です。
スピリチュアルなことに興味を持ちはじめ、
悩み相談ではなく「自分の前世を知りたい」とのことで、
セッションを受けに来られました。
幼少期の温かい記憶へと戻る
誘導によって深い催眠状態に入ったMさんが最初に感じたのは、
「デスマスクのようなもの」。
その後、何も見えなくなってしまったため、
私は一度、子どもの頃の記憶に戻るよう誘導しました。
すると、スカートをはき、家の縁側に座っている5歳の頃の記憶が浮かびました。
ぽかぽかと暖かい午後の陽ざし、のんびりとした時間の中で、
そこにはとても優しくて大好きだった“ひいおばあちゃん”の姿がありました。
「あなたはあなたでいい」
そんな言葉が心の奥に届き、Mさんの頬には涙が流れました。
忘れていた温もりに包まれながら、
今度は子ども時代からさらに過去世へと誘導していきました。
中世ヨーロッパで生きた真面目な男性の人
催眠が深まると、Mさんははっきりとイメージを感じはじめました。
中世ヨーロッパの石畳の上に立つ、厳しい顔の中年男性。
彼は城を守る役人で、
自分を押し殺してでも職務を全うする真面目な人でした。
家では優しい妻と子どもたちに支えられ、
こじんまりとした温かい家庭を築いていました。
しかし、次の場面では急に雰囲気が一変します。
暗く湿った森。
光も差さず、孤独と悲しみが満ちる場所。
Mさんは、自分がどこにいるのかもわからず、
ただ「寂しい」「怖い」という感情に包まれていました。
森の中で見つけた真実
さらにイメージを深めていくと、
Mさんは「自分が森の土の中にいる」と感じました。
最初に見た“デスマスクのようなもの”は、
埋められた自分自身の死のイメージだったのです。
その男性は、強い正義感ゆえに政治的な争いに巻き込まれ、
権力者の命によって殺害され、森に埋められたのでした。
殺害を命じられた上司は、悲しげな顔でその行為を遂行し、
長いマントをまとってその場を去りました。
突然家族を奪われた男性の魂は、
「自分の頑固さが原因だ」と自らを責め続けていました。
その苦しみのエネルギーが、今世にも残っていたのです。
過去世の魂を“救出”するイメージワーク
そこで私は、今のMさんと、当時の妻の魂が
その森に埋められた“過去世の彼”を救い出すように誘導しました。
しばらくすると、Mさんの表情が穏やかになり、
体全体がふっと軽くなったように見えました。
その後、魂が肉体を離れた後に行く「中間世」へ導くと、
Mさんは前世からの学びを受け取りました。
「妥協することの大切さ」
「平凡でも、家族と共にいる幸せ」
そして彼女は気づきます。
その男性は、殺した上司をまったく恨んでいなかったのです。
「当時は仕方のないことだった」と理解していました。
魂の統合と今へのつながり
乙女のように可愛らしいMさんが、
そんな力強い男性の過去世を感じたことは驚きでした。
けれど彼女は目覚めたあとに笑顔で言いました。
「自分には男前なところがあるから、納得できます。」
このセッションを通して、Mさんは
「過去世の彼が自分の中にいて、今も守ってくれている気がする」と感じたそうです。
苦しんで亡くなった魂も、今こうして生まれ変わっている。
それ自体が“成仏”であり、
魂の成長の証なのかもしれません。
過去の悲しみも喜びも、感情のエネルギーとして今に受け継がれています。
Mさんはセッション後、とてもすっきりとした表情で、
さらに大人可愛い女性へと輝きを増していました。
あなたの心にどう響きましたか?
どうかお役に立てば幸いです。
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